2013年12月25日水曜日

harumi no oyatsu 2013noël

  2013.12/21(土)〜12/25(水)
  harumi no oyatsu 2013noël


皆様、今年のクリスマスは大切な人とどんな時間を過ごされましたか?

私harumiにとっては、特別な思い入れのある年でした。文章を書く画面に向かう時間よりも、目の前のリアルで美しい一瞬に集中したくて、ブログでのご紹介がさいごとなりました。

焙煎工房ベアで作らせていただいていたケーキも、担当しはじめた2011年から毎年特別なメニューをご用意してきました。今年はフィナーレという中、クリスマスを含め、残された時間に何を食べてもらいたいか、考えていました。

「クラシックガトーショコラ、エンジェルシフォン、苺のタルト、ミルリトン、パリブレスト、フルーツケーキ、、、」


クリスマスウィーク、いろんなケーキを作らせてもらいました。やはりどれもがひとつひとつ違う、特別なものでした。

店内ケーキの一部。


「苺のタルト(ショコラ生地のタルト)」


「ミルリトン(フランスの地方菓子)」


ホールでご注文のクリスマスケーキも沢山つくらせて頂きました。一部ちらっと。


「クラシックガトーショコラ2013noël 」

「苺のショートケーキ 2013noël」


「パリブレスthe new! 2013noël 」

パリブレスト。伝統的なフランス菓子として有名なこのお菓子。私なりにアレンジしてギリギリで新作を作りました。アーモンドスライスを散らしたパリパリのシューに、ふわっと口溶けのよいヘーゼルナッツのプラリネクリーム。サイドはフランボワーズとお砂糖でクリスタリゼしたヘーゼルナッツ、ローストしたヘーゼルナッツ、ピスタチオで飾り、全体に粉糖をかけて柊を飾る。残されたわずかな時間でも、まだ新作をつくる創作意欲は衰えることがありません。いまでも新しいレシピを、より自分の目指すお菓子を、模索し続けています。お菓子をつくる事が大好きで、自分の作ったもので誰かが笑顔になってくれることを本当に嬉しく、幸せに思います。

新作を作ることとは逆に、実は3年間、ほぼ毎日作り続けているケーキがあります。

「クラシックガトーショコラ」

こちらは師匠である先生から教わったレシピを、自分なりの材料のチョイス、分量の割、仕込み方のテクニックを加え、今では全く違う私のガトー クラシックとなっています。作り続けたのには訳があります。それは一つの限りなく答えの無いものに答えを出す為です。そして、お菓子をを作ることを作業にしない為にです。当たり前に同じ材料を使って同じ分量で作っても、同じものが焼けるのは相当至難の技です。お菓子は神聖なものだと信じています。捧げるだけの深い愛情がなければよい味はでないと信じています。私のクラシックガトーショコラを、「今まで食べたガトーショコラ中で1番だ。」と絶賛して下さった方がいました。「ここのショコラはうちの子どもが大好きなの。」と言って下さった方もいました。黙って作り続けてきました。何の飾り気もない、極めてシンプルなそのお菓子を。それなのに、やっぱり気づいてくださるんだ、と嬉しく思いました。一流の美味しいものを食べてきた大人も、まだ味をあまり知らない子どもにも愛されるこのケーキ。その魅力は、やはり作り手である私の愛情や想いにケーキが応えてくれた味なのだと思うのです。奢ることもない、この純粋で等身大のお菓子は、これからも私の定番にしていこうと思っています。ベアでは残りわずか5日、最後の日まで作ろうと思っています。よかったら食べに来て下さい。お待ちしております♥︎

喜びに満ちた今年のクリスマス。
苦しみに打ち勝ったご褒美のよう。
一年で一番忙しく、一年で一番輝くとき。パティシエやってて良かったと、毎年確信しています。沢山のご注文、
本当にありがとうございました。

残るわずか、明日12/26(木)からのメニューにも古くて新しいケーキをご用意しております。

「フルーツケーキ」
チャツネに、ラムレーズン、クルミ、カラメルソース、ナツメグにシナモン。いろんなフルーツやナッツを練りこんだパンのようなケーキのようなお菓子。焼き上がったらすぐにブランデーをしっかり打ち、数週間熟成させて食べるケーキです。クリスマスウィークの準備の中でコツコツ仕込んで寝かせてあります。少しですが、さいごに食べてもらいたいケーキは、これでした。ご来店、お待ちしております。どうぞご賞味ください。





✳︎merry
 x'mas✳︎         harumi no oyatsu2013







焙煎工房ベア
愛知県刈谷市御幸町7-806  
8:00〜19:00(金定休)
0566-22-6835




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