2013年12月31日火曜日

ありがとうございました♥︎

本日、2013年12月末をもちまして、harumi no oyatsuのharumiは、焙煎工房ベアを卒業致しました。たくさんのお客様と素敵な時間をご一緒できたこと、心より感謝しております。幸せな気持ちで胸がいっぱいです。本当にお世話になりました。ありがとうございました♥︎

今日は大晦日だというのに、ベアには大勢の方が駆けつけて下さいました。さいごのおやつを惜しみながら堪能して下さり、お疲れ様!おいしいお菓子をありがとう!の声を掛けて下さり、お花やプレゼントまで頂いてしまいました。さいごのさいごまで心温まるエールを頂き、驚きと感動の連続で泣かないように我慢するのに必死でした。本当にありがとうございました。

実家であるベアは、私が生まれるずっと前、父と母が若くして二人ではじめた今年で39周年のお店です。お店のOpenと同じ年に生まれた兄は、このお店の2代目として10年前から自家焙煎を学び、小規模ならではの個性を活かし、独自の進化を目指して日々奮闘中です。ファンのお客様の声援に支えられ、まだまだこれから!と、努力を惜しみません。そんな兄のコーヒーは、何処にもない、大地から湧き出るような根深く、優しい味がします。これからもずっと毎日飲みたいコーヒーは、彼のコーヒーだと思います。

私は、生まれてからずっと両親が憧れでした。ジャンルにとらわれず、人と比べることなく自分たちのスタイルを心から楽しみ、ひとりひとりを尊い存在として慈しみ、文化的で心豊かな感性で私に自由の羽とたくさんの記憶の贈り物を与えてくれました。10代は「衣」ファッションの道を志し学び、20代の多感な時期は東京で過ごし、「食」パティシエ、サービス業を学び、またフードコーディネーターの資格も取得しました。2010年、地に足の着いた暮らしと仕事をしたい、と実家であるベアに戻ることを決め、2011年からの3年間にはライフスタイル提案を主としたした様々な企画のプロデュース、アート&フードイベント「ひと皿の可能性。」の主催、店内おやつメニューの考案、プロダクトデザイン、また個人での活動も同時にスタートしました。

いろいろなことが音を立てて動き出した2011年は特別な年となりました。日本は大きな波動を受け傷を負いました。私は一番に傷ついた人に鎮魂とエールを送りたいと思いました。しかし、その時には私自身が弱くボロボロで、これでは駄目だと確信しました。人にエールを送りたいなら、まずは自分を癒し、充分な力をつけ、強くならなければと思いました。2011年、私にとってはカミングアウトの年になったのだと思います。「皆、ここに立っているんだ」と。これもやりたい、あれもやりたい。夢は夢で終わらせたくない。思い続けて必ずやり切るのだ!と。幼い頃から私にとっての癒しは美と芸術の世界でした。夢中になれることがあるというのは、それだけで救いになります。どうぞご自身を癒し、心ゆくまで己の道を強くしなやかに生きていって下さい。そしてあなたの為にできることを、私にさせて下さい。与えるでも奪うでもなく、愛はここに在り続けます。いつまでも鎮魂の灯火を絶やすことはありません。どうか忘れないでください。心の中に穏やかで優しい時間が流れていることを。

これまでにたくさんわがままを聞いてくれ、一番側で支えてくれた私の大切な家族、地元のお友達、やっぱりここからはじめられてよかった。このお店が永遠に磨かれ、愛され続けますようにお祈りしております。また、ここで出会えた沢山の素敵なものづくりの方、親愛なるショップオーナー・ギャラリスト・デザイナー・アーティストの皆様、素敵な感性をお持ちのお客様、私のお菓子を、私自身を愛し応援して下さった皆様、本当にありがとうございました!

次の30代は「住」暮らしにまつわる様々なことを学びたいと考えております。さらに、これからは小さな喜びや発見を共にする家族を大切に考えたいと思います。女性である私は、不自由さも思い切り楽しみながらこれからに繋げていきたいと思っています。

これからも、思いは変わりません。
「隣にいる人を幸せにすること。」
これが私にできる最大の平和的行為です。小さな悦びの交換が、私の毎日に、あなたの毎日になりますように。

今年も皆様、キラキラの眩しい笑顔と、沢山の愛をありがとうございました♥︎来年からも、どうぞよろしくお願い致します。よい年をお迎えください。


ありがとうございました!
心より感謝と愛を込めて。


harumi











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