2013年6月17日月曜日

アルニカvol.1 Summer展、無事に終わりました。

暑い夏のはじまりを知らせる、初夏。
みなさん、お体の具合はどうですか?

アルニカ夏の展示、本日無事に終える事ができました。お暑い中、ご来場くださいました、すべてのお客様に感謝です。また、陰ながら支えてくれた家族やお友達にも感謝です。企画、運営に尽力を尽くされたオーナーの永田さん、榎本ご夫妻、参加されたすべての作家のみなさま、本当にお疲れ様でした!この場を借りて、心より感謝を。

「アルニカ」は、以前からご紹介している通り、元耳鼻咽喉科の病院を改築されたその場所が、再び日常の癒しと彩りをもたらしてくれるようにとコンセプトを立て、2013年3月にアルニカバザールandボイスが実験的に開かれました。四季の移り変わりと共に春夏秋冬の3月、6月、9月、12月の年に4回ペースで季節毎の素敵な作家さんを招待して開催される予定です。

harumi no oyatsuでは、毎回旬の食材で体のバランスを考えた新作おやつを発表する場と捉え、春のおやつには「さくらスイーツと旬の野菜と果物のマフィン」を、夏のおやつには「和素材とスパイスの冷菓と梅スイーツ」をご用意しました。

焙煎工房ベアも参加させて頂いてまして、コーヒー豆も季節にあったもの、ご用意していきたいと思います。兄が焙煎するコーヒーを、もっとたくさんの方に飲んでもらいたい。暮らしに寄り添うコーヒーを目指す彼のコーヒーは、背伸びせず、なんだか愛らしい味がします。機会がありましたら、ぜひお店にも遊びにきて下さい。harumi no oyatsuもお待ちしております。(baisenkobobear.com)

次回の9月、またがらっと違う雰囲気になりそうです。“秋の新作おやつと秋のコーヒー”もどうぞお楽しみに!


様々な活動を企画、参加させて頂く機会が増え、個人的にもすこし振り返ってみたくなりました。わたしは、衣食住を基本とする生きることの営みの根源的な衝動とその反応、双方向に幅広く興味関心があります。中でも現在の活動のメインになるのは、「食」であります。

なぜ、「たべる」ことだったのか?

そう、原点は「目の前の人を、笑顔にしたい。」そんな勝手かもしれない、平和を願う気持ちから。隣の人が隣の人を幸せにしたいと願ったら、世界は愛の飢餓から救われるのに。目の前の人を一瞬にして笑顔にしたい、その距離感こそが自分の中の「たべる」ことと深く関係しているように思います。単に、たべることがすき!というのも純粋な理由ですが、もっといろんな要素が含まれているのだと思います。

「アンパンマン」が生まれた秘話は有名ですが、ご存知ですか?
やなせたかしさんが戦場で感じたという平和的行為があります。これはまさに「生きるか死ぬかの状況で、食べ物を相手に分け与えること」でした。その思いを胸に、自分の顔を渡してでも元気を与えるアンパンマンの姿に重ねて描かれているのだそうです。分かち合うこと。もしくは差し出すこと。それは無償の愛ということば以外にどうやって表したらいいか分かりません。

表面的に平和ならいいと呑気なことばかりは言っていられない世界情勢、一分一秒を争う様々な市場、刻々と破壊される自然環境や生態系、大きなことから身近な問題まで、ストレスの多い現代。わからなくなる現実の中で、それでも自分の事も、隣の人のことも理解して、受け入れたいと思うようになりました。

どんなことも不確かであると思う。
しかし、それを信じ切ることが何よりの強みであり、そこに至るまでの過程こそが自信になっていくのだと感じます。偶然は、必然になるのです。

一歩は小さくとも、一歩、また一歩、景色は必ず変わります。
繰り返し、繰り返し、試みる。
経験は財産です。

そんなこんなで「 食 」にまつわる仕事をさせてもらって10年になります。

それでもお菓子をつくる事が今でも新鮮ですし、この先もずっと笑顔のそばにいられると思うと、私の天職です。

しかし、留まることの苦手なわたしは、ここからまた離れたり、近づいたりしながら自分の居場所を見つけていくのだと思います。

今日はゆっくり眠れそうです。
明日は明日の風が吹く。
お疲れさまでした。


harumi

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